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事例1 資力がない債務者の債権を分割で回収した事例

  1. 債権回収

依頼主<60代>

事件の概要

福岡県朝倉市在住のAさんは、平成30年3月頃、セキュリティ会社の営業担当者Mから、セキュリティシステム・機器のリース切り替えを持ちかけられました。Mは、キャッシュバックがある等無料で切り替えができると虚偽の契約条件を提示してAさんにリース契約を締結させたため、Aさんは、6年間で約1000万円の支払いをリース会社にしなければならなくなりました。
そのような状況で、Aさんは1000万円の損害を回収することを希望して当事務所にご依頼されました。
相手方のMはまだ年若く、賠償できる資力もなかったため、債権の保全をどうするかが問題でした。

当事務所の活動

相手方Mに資産がないため、Mの両親に物上保証を求めることとしました。合わせて、債務承認弁済契約公正証書を作成し、両親の連帯保証を求めました。

解決と成果

両親の所有する不動産には住宅ローンについて抵当権が設定されていましたが、住宅ローンの残債務額から、十分担保余力があると判断し、Aさんのために抵当権を設定しました。当事務所所属の司法書士によってスムーズに抵当権設定登記を完了し、Aさんの債権を保全することができました。加えて、公正証書を作成しました。

弁護士の所感

本件においては、相手方Mに資力がないため、いかにM以外の者から担保を提供させるかが重要なポイントになりました。 第三者から担保を提供してもらうことは容易ではありませんが、交渉次第でより良い解決を得られることもありますので、法律家に相談して債権回収・保全を目指すことが大切です。

文責

弁護士 北島 好書