1.不適切な取引になりやすい「訪問販売」
商品購入の意向がない消費者へ業者が訪問して勧誘を始めるという、不意打ち的な勧誘が行われる「訪問販売」。
業者が推奨する特定商品について説明され、当該商品を購入するかどうかの意思決定をその場で迫られ、直ちに契約締結に至るという特徴から、消費者にとって情報が不十分かつ冷静な意思形成が困難な状況で行われるため、不適正な取引になりやすいといえます。
そこで、特定商取引法(以下、「特商法」といいます)では、一定の規制を加えて訪問販売取引の適正化を図っています。