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事例4(消滅時効が完成した債務の請求をやめさせた事例)

  1. 時効援助

依頼主Dさん(30代女性)、職業 自営業、借入先 リース会社、債務総額 50万円

1.ご相談に至る経緯

熊本県荒尾市在住のDさんは、平成20年ころ、代表を務めていた会社でリース契約をし、その連帯保証人となっていました。平成24年ころから支払いをしていませんでしたが、1年程前に急に請求書が来るようになったので行政書士事務所で相談をしたところ「時効なので相手にしなくてもよい」との回答だったのでそのままにしていました。しかし、平成31年1月頃、債権回収会社からリース契約の未払い分50万円を支払えという内容の書類が届いたことで、当事務所に相談にいらっしゃいました。

2.当事務所の活動

請求されている書面を確認したところ、最終支払い日が平成24年となっており、それから5年以上経過していたため、消滅時効が完成している旨をご説明しました。
Dさんとしては、通知が来続けることが精神的にも苦痛になっているので、弁護士に依頼して今後の請求を止めたいとのことで、ご依頼をいただきました。
受任した後、弁護士名で、消滅時効を援用する旨の内容証明郵便を送りました。

3.解決と成果

時効援用通知送付後、それまで債権回収会社から来ていた連絡が止まりました。

4.弁護士の所感

本件は、すでに消滅時効が完成している債務を請求されている事案であり、法律上は、行政書士事務所で言われたように「相手にしなくてもよい」内容でもあります。
しかし、繰り返し債権回収会社から支払いの請求があり、不安な気持ちで日々生活することで精神的苦痛を受けている方も多いと思います。また、「時効援用」について、自分でできるのか不安だという方もいらっしゃいます。
その場合には、不安を解消するという面でも、専門家に相談して、適切な対応をとってもらうことは有用だと思います。

文責:弁護士 松田 孝太朗