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事例1(2回目の自己破産で免責が認められた事例)

  1. 自己破産

依頼主職業 工員、借入先 消費者金融・クレジットカード会社、債務総額 約420万円

1.ご相談に至る経緯

福岡県久留米市在住のAさんは、平成15年ころに自己破産をし、その後は会社員として生活を再建していましたが、生活が苦しくなり、生活費のために借金をしてはその借金返済のために新たに借金をするという自転車操業状態となってしまったため、再度の自己破産申立てを希望して当事務所にご依頼されました。
過去に破産歴があるということで、再度破産が難しいとお考えでしたが、借金のために借入を繰り返すという状態に疲れ果てており、相談の結果、自己破産・免責許可を申し立てることになりました。

2.当事務所の活動

前回の破産手続以降の状況を丁寧に聞き取り、今後の生活再建の方法を具体的に考え、陳述書にまとめることにしました。作成に当たっては、前回の破産に至った経緯と今回の破産に至った経緯を踏まえ、改善が診られた点や改善が不十分な点等をAさんご自身の言葉で考えてもらう等より具体的に生活再建を意識してもらうようにやりとりを重ねました。

3.解決と成果

以前の破産から7年間は経過していたため、免責不許可事由には当たりませんでしたが、2回目の破産ということで、破産に至る経緯については詳しく申立書に記載し、破産及び免責が認められました。

4.弁護士の所感

本件においては、再度の自己破産ということで、前回破産から今回の破産に至る経緯が重要なポイントになりました。
一般的に、破産手続においては、免責決定の際、破産者の今後の更生のためにも、裁判官から、「一度だけチャンスを与える」という風に言われることもあります。しかし、法律上、一定期間の制限はあるものの、再度破産を申し立てて免責を得ることは可能です。生活がどうしても苦しくなってしまったときは、一人で悩まず、法律家に相談して借金問題への解決を目指すことが大切です。

文責:弁護士 松田 孝太朗