1. 具体的な交渉の選択について
相手方との権利関係や財産等の資料を調査した結果、何らかの方法で債権を回収できそうな可能性がある場合に、どのような方法で債権回収を目指すのかについて、詳しく紹介します。 交渉の選択は、相手方との権利関係、資産状況、力関係等に応じて様々ですが、基本的に、①相手方が支払い可能な内容で契約を修正するか、②金銭以外の方法により債権の回収を受けるか、という2種類に分類されます。 これらは、当事者の合意によってなされるので、柔軟な解決(例えば、債務のうちの半分については、第三債務者に対する債権譲渡での代物弁済とし、もう半分は弁済期を数ヶ月後に設定するなど)が可能です。