Case 028 支払督促を行った消費者金融を含めた債権者5社との間で任意整理を行い、無理のない返済計画を立てて和解した事例
- 任意整理
担当弁護士堀 大祐
事務所長崎事務所
ご相談内容
依頼主
Bさん(40代・男性)
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職業:会社員
債務総額:100万円以下
長崎県在住のBさんは、消費者金融5社から総額100万円の借入をして毎月総額6万円ほどの返済を請求されており、返済を滞納している状況でした。
その後、その内の1社から支払督促を受けたため、当事務所に対応をご依頼されました。
弁護士の活動
当事務所は、債権者各社に対して受任通知を送付して債権調査を行いました。
その結果、うち1社の債権者については消滅時効期間が満了していたため、当事務所より時効援用通知を送りました。
また、1社はカーローンであったため、債権者に車両を引き上げてもらってその売却代金を債務に充当したことで、残債務額が大幅に減少しました。
これによって負債総額が減ったため、返済月額を合計2万円程度に抑える返済計画を立てることが可能になり、各社との和解交渉に進みました。
また、支払督促については通常裁判に移行させ、裁判手続外で返済計画案をまとめる交渉をしました。
解決結果
Bさんの生活を圧迫しない程度の返済計画に沿って各債権者と任意整理を行うことができました。
弁護士のコメント
今回のケースは負債総額が100万円と比較的少額ではありましたが、Bさんの収入がそこまで多くないことやその中から親族への援助も行っていることもあり、当初は自己破産も検討しましたが、負債総額を抑えられたことで本人に過度な負担にならない返済計画を立てることができました。
裁判所からの支払督促や訴えを起こされた場合にこれを放置したままにすると、銀行口座や給与の差押さえを受けるおそれがありますので、早急に弁護士に対応をご相談ください。