1 概要
婚姻費用、養育費の具体的な額については、当事者間の協議で決定するのが原則です。もっとも、協議ができない場合や当事者間の今日では折り合いがつかない場合には、調停や審判手続を利用することになります。
調停・審判では、簡易迅速に婚姻費用や養育費の算定が可能な算定表が広く使われています。算定表は、子供の数や年齢から票を選択して、両親の収入を当てはめることで婚姻費用や養育費の額が分るようになっています。
算定表は、子どもの年齢や人数の様々なパターンを想定して用意していますが、想定しているパターンに該当しない場合もあります。
そこで、婚姻費用と養育費についての算定方法を説明します。