1.刑事事件における示談の重要性とは
犯罪には、被害者がいる犯罪と被害者がいない(とされる)犯罪があります。
被害者がいる犯罪には、窃盗罪、傷害罪、強制わいせつ罪などがあります。
被害者がいない犯罪には、薬物犯罪、賭博罪、酒酔い運転(酒酔い運転をして事故を起こせば被害者がいますが、運転するだけであれば被害者はいないといえるでしょう)などがあります。
このうち、被害者がいる犯罪においては、刑事事件で有利な処分を獲得するために、被害者との間で示談をすることが非常に重要になります。
そこで、刑事事件における示談の重要性と、示談をする上での弁護人の役割を説明していきます。