1. 診療報酬の未払いについて
医療機関において、医療費の未収は重大な問題です。
日本の健康保険制度では、諸外国に比べると患者の費用負担が非常に低廉に抑えられています。(平成15年に、診療報酬の本人負担額が従前の1割から3割に上昇しましたが、健康保険制度がない国に比べると、医療費の支払額はかなり少額です)
それでも医療費を支払えない、支払わない、といった問題が発生しています。
医師法19条には応召義務が定められており、「医業報酬が不払であっても、直ちにこれを理由として診療を拒むことはできない」という行政通達も存在します。
そのため、医療費を確実に支払ってもらう方法を準備する必要があります。