1. 医療機関は、医学的な情報を開示して説明
患者側と医療機関側とで比べると、医療機関側が圧倒的に情報をもっています。
医学的知見の妥当性になったときに、医療機関側が有利であることは間違いありません。
しかし、医療機関側に情報が偏っていることは、裁判所もわかっているので、医療機関側に証拠を開示するよう求める傾向にあります。
この点について、医療機関側が証拠を隠している、といった心証を裁判所にもたれると、医療機関側に不利に働きます。
また、医療機関側で高度な医学的知識を披露しても、説明がわかりにくければ、審理が迷走するだけです。
そのため、医学的な情報を開示するだけではなく、患者側や裁判所側にわかりやすく説明する必要もあります。
当事務所は、複数の医療機関と顧問契約を締結しているため、医学的知見を入手しやすい環境にあります。それだけでなく、弁護士間の交渉や訴訟において、相手方や裁判所にわかりやすく説明する、ということを心掛けています。