1. 企業法務とは
企業法務という言葉はよく耳にするかもしれませんが、その範囲は明確に定まったものではなく、会社によってもまちまちです。
企業の経営等に関わる法律事務一般を総称したものが、企業法務です。したがって、企業法務の果たすべき役割は、対内的なものから対外的なものまで、多岐にわたります。
また、最近はコンプライアンス(法令遵守)の意識が高まってきており、法令違反が企業に対して大きなダメージを与えることも少なくありません。企業法務は、経営上も重要な役割を担っているといえます。
そこで、以下では、企業法務の種類をいくつかに分けて、その役割を説明していきます。