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事例2(携帯ゲームでの課金で膨らんだ借金について免責が認められた事例)

  1. 自己破産

依頼主職業 運送業、借入先 消費者金融・クレジットカード会社、債務総額 約540万円

1.ご相談に至る経緯

借金が500万円を超えた福岡県久留米市在住のBさん(30代・男性)から破産手続開始・免責許可申立の依頼を受けた事件です。Bさんの借金の主な理由は、携帯ゲームや有料動画サイトへの課金で、クレジットカードを利用して決済し、リボ払いにしていたために総債務額に気づかず、500万円を超える多額の負債を抱えた状態で当事務所に来所されました。
Bさんは、当事務所へのご来所以前、別の法律事務所にて個人再生の依頼をされていましたが、速やかに手続の着手ができずに借金問題が解決できなかった経緯がありました。
そのため、当事務所においては破産手続きによる早期解決を希望されていました。

2.当事務所の活動

当事務所においては、Bさんが以前別の法律事務所にて個人再生の依頼をされていたとのことから、債権者を待たせている状態であることを説明し、密に打合せを行なって速やかな破産手続き申立てを行ないました。そのうえ、債権者が多岐にわたっていたため、債権者漏れがないように携帯電話の明細等も確認しながら申立書を作成しました。
また、申立後においても、管財人対応のアドバイスや反省文の作成指導等を行ない、Bさんの免責許可を求めてサポートを行ないました。

3.解決と成果

破産手続きを申し立てたところ、管財人が選任されることとなりました。そして、調査の結果、Bさんの場合、携帯ゲーム等の課金による債務が総債務額の半分以上を占めていたため、「浪費」による著しく過大な債務負担として、免責不許可事由(破産法252条1項4号)に該当するとされてしまいました。
そこで、ご本人のこれまでの経緯や経済的更生の意思をわかってもらえるよう、陳述書や反省文によって説明したところ、今回に限っては免責を許可すべきとの管財人の意見が付され、無事免責が許可されました。

4.弁護士の所感

携帯ゲームの課金が知らず知らずのうちに積み重なっていたという事案で、免責されない可能性も考えられましたが、Bさんは、借金の額に気付いて弁護士へ相談した後は、弁護士の指示に従って、浪費を止めて借金問題の解決へむけて努力をされていたため、今回、無事に破産・免責となりました。
借金が膨れ上がっている可能性がある場合、早期に専門家に相談し、どのように経済的な更生を目指すのかを一緒に考えることが借金問題の解決への近道です。

文責:弁護士 松田 孝太朗